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黒チャドルと機関銃
以前にここで紹介した、若かりし頃のクリントン夫妻の写真を載せてたのも、このサイトなんです。
でね、2008年03月08日の「笑っちゃいけません、警察だって必死なんです…な画像23枚」って記事をいつものよーに楽しんでたんですよ。(あ、この記事、おもしろいですから必見ですよ。前回に引き続いて警官ネタですね。)
そしたら、むかーしにどこかのサイトでチラッと見た経験のある、ものスゴイ画像と再会したんです!
それがコレ!

はい! これが、イスラムの戒律を堅く守りながらも厳しい訓練にいそしむ、イラン女性警察官のみなさんの勇姿です!!
彼女たちの全身をすっぽりと覆っている黒い布は、チャドルと呼ばれています。
宗教上の戒律により、ムスリム(イスラム教徒)の女性たちは髪や肌を人目にさらしてはいけません。そこで、このチャドルを頭から足まですっぽりと覆うようにして常に着用しなければなりません。
たとえロープ・ランペリング降下中であっても!
海水浴に行っても!

このチャドル。イスラム文化圏の外からは、「保守的な女性抑圧の象徴」と見なされているようです。
ムスリムの中からも、特に若い人たちからは、「時代遅れの因習」とか「ナンセンスな形式主義」とか、いろいろ反発も起こっているというのは、まあ当然の流れですね。
その一方で、「自分たちの精神の拠り所であるコーランの教えのひとつなのだから、この戒律もやはり守っていこう」という声も、若者たちから出ているようです。
そこで、現代のムスリムの若い女性たちは、このチャドルをいろいろと今風にアレンジして着こなしているそうですね。
チャドルといえば黒ずくめのイメージですが、実はカラフルなモノも多く出回っていて、しかも年々その色彩はハデになっているとか。
さらに、チャドルの丈の方も、だんだん短くなっているらしいです。しかも、そんなチャドルの下は、ミニスカート姿だったりするんだとか。
なんだか、学生時代を思い出しますね。
で、ハナシをチャドルから、このイラン女性警察官の写真に戻しましょう。
さっそく、さらなる情報を探してみたところ、この写真の元となったらしいニュース映像を発見!しました。
おもしろ映像紹介サイト「エルエル」さんで紹介されています。「2005年03月18日◆イランの婦警さんムービー」から、ぜひご覧ください。
オープニングテロップをご覧になるとわかると思いますが、イランのテレビ局(チャンネル2)が、イラン女性警官の訓練課程卒業式典を紹介した映像のようです。
アナウンサーのナレーションはすべてペルシャ語のようですが、さいわい英語字幕がついてますね。
そんなナレーションで、この映像は幕を開けます。The policewomen are very serious. Take a look.
(この女性警官たちは、とても真剣です。こちらをご覧ください。)
そこでまず映し出されるのは、チャドルの裾をひらめかせながらシュルシュルとビルの外壁をロープ降下する女性警官たちの姿。
動きはすばやく、かつなめらかです。かなり本気のようです。
お次は、格闘訓練の模様。合図の笛に合わせて、向かい合う2人でカタのようなものを披露していきます。
コブシがいちいち急所をとらえているのが、ちょっとデンジャラス。
その次がスゴいですよ? 車で逃走する犯人を追跡する訓練のようですが…疾走する車から身を乗り出してハンドガンやらサブマシンガンを撃ちまくるよーなシチュエーションを、はたして訓練しとく必要があるのでしょうか!?
そんなマネは、ブルース・ウィリスあたりにまかせとけば良いのではないでしょうか?
さらに、捕まえた犯人らしき男を、小突き回して拘束してますね。銃を構えたまま蹴りつけて、相手の両足を開かせる仕草がとってもリアルに雄雄しいです。
きわめつけは、小包爆弾らしきモノが登場。女性警官がすばやく爆弾から離れようと走るのですが…裾が、裾がもつれそうっ! とっさに伏せた彼女の背後では爆弾がバクハツ! アブねーな!!
うーん、十分に披露されちゃいましたな。ただし、爆弾の解体してませんケド? 逃げただけでは?In the graduation ceremony of the Iranian policewomen traning course,
they demonstrated climbing down from heights,
arresting armed robbers, dismantling bombs, and other skills.
(このイラン女性警官訓練課程の卒業式典で、卒業生らは高所からの降下、武装強盗の逮捕、爆弾の解体などの技能を披露しました。)
ハイ、証明されましたね。They demonstrated their capability to carry out their duty.
(彼女たちは、警官としての職務を果たす能力があることを証明してみせたのです。)
でも、イランの警察官の職務って、こんな能力がないと果たせないのでしょうか?
日本のお巡りさんに「ハイ、コレと同じコトやって」と言ったら、99.9%は「ムリ!」と即答なのでは?(笑)
調べてみてもこれ以上の情報が見つからなかったので想像するしかないのですが、この映像の女性警官たちは、おそらく警察の精鋭部隊かなにかなのでしょう。SWATとかFBI人質救出チームみたいな。
「ふん、日本が平和ボケすぎるんだ。イランじゃ警官はこれくらいできてあたりまえなんだ。」と万が一にも言われてしまったら、ゴメンナサイというしかないのですが、南アフリカじゃあるまいし、ンなこたぁねぇだろうと思いますよ?
上で紹介したナレーションではただ単に”Policewomen(女性警官)”となってますが、所詮はどこの馬の骨とも知れない人の英訳ですからね、あまり信用できません。
また、これらの写真や映像を、「イラン軍の女性兵士」として紹介している記事やサイトも多く、情報が混乱しています。
もしペルシャ語がわかる方がいらっしゃったら、ぜひ真相を教えていただきたいものです。
で、もし私の“警察の特殊部隊”説が正しいとするなら、イランの警察ってのはなかなか進んでるってコトになりませんか? だって女性にもちゃんと(?)特殊部隊の訓練させるんですよ? 日本じゃ絶対やらんでしょ? SATやらSITやらに女は入れんのでしょう?
それはともかく、同じイスラ教国であるイラクの女性兵士の写真もあります。比較してみましょう。

こっちは、おなじみの迷彩服ですね。髪を布で隠しているのがムスリム女性らしいですが、おや隠してないヒトもいますよ? イイんですか? イラクはイスラム教国の中では、かなりリベラルだって聞いたコトがありますが。
本記事の最初の方で「チャドルの姿も現代ナイズされつつある」と述べましたが、これらの写真や映像を見る限りでは、女性警察官たちの服装は以前として“黒ずくめ”のままのようです。
まあ、あたりまえですよね。制服ですもんね、国家公務員の。イスラム政府の顔である彼女たちが、戒律を緩く解釈するワケにはいかないようです。
とはいえ、警官たちには若い女性もいる様子。仕事の反動で、プライベートではオシャレするのかな? それとも,イランではそんなコトは考えられないのかな?
勉強不足の私にはわかるはずのない問いですが、その答えのてがかりになりそうなニュースを最後にご紹介しておきます。
「服装取り締まり、規制の緩みを懸念する保守派 - イラン」(2007年04月23日 12:42 発信地:イラン)
ジーンズ姿の若い女性と、それを取り締まる黒チャドルの女性警官。ふたりの表情に、みなさんは何が見えるでしょうか?
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コメント
- 特殊部隊か……
あるいは対外的なただのハッタリか(笑)。
チャドル女性でもこんだけアグレッシブに働いて貰ってますよ的な。
- No title
- >あるいは対外的なただのハッタリか(笑)。
>チャドル女性でもこんだけアグレッシブに働いて貰ってますよ的な。
あー、あるかもしれませんね。
警察官よりか、アクション・スタントの人の方が得意そうなコトばつかだもんね(笑)。
イラン映画のどつかに出てないかしらん?



